製品に関するご質問

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塗装の特殊仕様にどんな対応ができるのか?
「輸出用、船舶用、橋梁用、化学工場用、耐熱用などがあります」
塗装色は、お客様が希望する色を特別に指定出来ますが都度 お見積もりになります。

注:製品シリーズにより、特殊塗装が出来ない場合があります。

モータの特殊仕様はどんなものがあるか?
「屋外」「防爆」「ブレーキ付」「特殊電圧」「海外規格」などがあり、カタログに掲載しています。詳細は御照会ください。
モータの検査成績書の項目は?
定格電流値、定格回転数、効率、滑り率、最大トルク、始動トルク、始動電流です。
プレミアム効率(IE3)モータとはどの様なモータなのか?
日本では、「エネルギー使用の合理化に関する法律(省エネ法)」により、2015年4月から国内で使用される三相誘導モータの0.75kW~375kWのモータに効率規制が施行され、メーカから新規出荷されるモータはこの対象となっています。 この効率クラスはプレミアム効率(IE3)となっています。
従来のモータと比べ、モータの寸法、定格電流値等が異なります。なお、防爆用モータは含まれません。詳細は弊社カタログをご参照ください。
スーパープレミアム効率(IE4)モータに対応しているか?
スーパープレミアム効率(IE4)は国際電機標準会議(IEC)が定める効率クラスのひとつです。
当社では現時点ではスーパープレミアム効率に対応したモータの製造・販売はしておりません。

日本の効率規制はIE3(0.75~375kW)ですのでIE3をご使用ください。

汎用モータとインバータ運転用AFモータ(モータ形式記号:AV,AP)は何が違うのか?
インバータ運転用モータは、基底周波数の60Hz~6HZ間で連続の定トルク運転に対応したモータです。
また、国内の400V/440V用にも対応しておりマイクロサージ対策がほどこされています。詳細はご照会ください。
商用電源運転でモータケーブル長が長い場合の問題点は?
ケーブルでの電圧降下が大きくなるため、ケーブルサイズを太くする必要があります。(選定の目安:定格電圧の電圧降下2%以内) 配線ケーブルが細く電圧降下量が増えるとモータのトルクが出にくくなります。また、この場合電流値は逆に増加するようになり、モータ温度も上昇します。
雰囲気の悪いところでの使用条件は?

※下記の薬品・溶剤が常時、直接噴射される場所への使用はさけてください。

・適用不可能な薬品・溶剤の例
薬品 フェノール・ベンゼンスルホン酸
溶剤 ガソリン・白灯油・軽油・テレピン油・ベンゾール・シンナー
・適用可能な薬品・溶剤の例
薬品 塩酸(濃度10%以下)
硫酸(濃度10%以下)
硝酸(濃度10%以下)
苛性ソーダ・アンモニア水・食塩
溶剤 メタノール・エタノール・トリオール・メソプロパノール・グリセリン

注:
上記溶剤の適用可否は、プラスチックカバーの変形耐量に対する例であり、溶剤の引火・爆発に対する耐量があるということではありません。

補足説明:
その他の薬品・溶剤につきましては、別途ご相談ください。インバータの設置については、高温、多湿、結露、凍結する場所または水のかかる場所、塵埃、金属粉の多い場所は避けてください。また、腐食性ガスや研削液などのない場所に設置してください。

汎用モータを低速(25Hz)、出力トルク100%で運転することができるのですか?
汎用モータでもセンサレスベクトル制御を使用すれば、短時間の場合、25Hz近辺で100%トルクを出力可能です。
100%トルクで連続運転する場合、汎用モータは冷却効果がおち、モータ焼損の原因となります。インバータ運転用モータ(AV,AP)を使用して下さい。詳しくはご照会ください。
スターデルタ接続のモータをインバータで運転するには?
運転中に結線を切換える時にサージが発生し、過電流トリップします。
スター・デルタ切替モータは全電圧運転用の結線(デルタ)とし、インバータで運転してください。
また、インバータ運転中に結線切替を行うとインバータ故障の原因となりますので行わないでください。
モータを運転する場合、モータはデルタ結線で使用してください。
モータの定格電流、始動電流、効率などはどこに記載しているのか?
カタログの技術資料編で「モータ特性表」として、定格電流、始動電流、定格回転数数、効率を掲載しています。
また、Webサイトの製品情報「モータ」またはメンテナンス情報でご確認できます。
小容量のモータのインバータ運転で電流値が定格電流を超えている?
インバータ運転で低速域で電流が大きい場合、低速域と始動トルクを改善ためのトルクブースト電圧を掛け過ぎている場合があります。この値は、インバータメーカにより異なりますので、負荷に合わせブーストを調整ください。
耐圧防爆(d2G4)モータでブレーキ仕様は、製作可能ですか?
弊社では、耐圧防爆モータでブレーキ仕様は製作していません。
中国強制認証(CCC)に対応したギヤモータは、製作可能ですか?
1.1kw以下のモータを中国に輸出する場合は、中国強制認証制度(CCC)の承認を受ける必要があります。
弊社では、CCCの認証を受けたモータを準備していますので、ご指定ください。
CCC認証を受けた各ギヤモータはカタログのオプション編に掲載しています。ご参照ください。
欧州のCEマーキングに対応したギヤモータは、製作可能ですか?
欧州のCEマーキングに対応した仕様のギヤモータは、オプション対応をしています。サイクロ、小形ギヤモータのカタログのオプション編に掲載しています。ご参照下さい。
サイクロの低減速比(SKシリーズ)で耐圧防爆(d2G4)仕様は、製作可能か?
低減速比の6000SKシリーズは、耐圧防爆(b2G4)モータとの組合せが可能です。
AFモータ(インバータモータ)の耐圧防爆仕様で特殊電圧380V仕様の製作可能か?
耐圧防爆モータのインバータ運転合格は日本国内用として、認証をうけています。AFモータ400V級の耐圧防爆の合格範囲は、
入力電源:400V50Hz/60Hz、440V/60Hzで出力は400V、440V/60Hz基底となりますので、
380Vは合格範囲外となります。
耐圧防爆モータに使用するインバータは、どの機種でも良いか?
インバータ運転の耐圧防爆モータは、インバータの機種を限定した組合せでの認証となっています。
異なるインバータで運転する場合は、認定の範囲外となります。インバータの修理、更新は同一形式のインバータで行う必要があります。
海外向け耐圧防爆モータを製作できますか?
弊社の耐圧防爆AFモータシリーズは、日本国内の規格で設計、認定を受けたモータです。
海外向けの防爆規格認定は受けておりません。海外向け耐圧防爆用のモータは製作できません。
400V級でインバータ運転する場合、絶縁強化が必要なのは、なぜですか?
400V級でインバータ運転する場合は、インバータの出力電圧に高いサージ電圧が発生します。
このため、モータの絶縁強化を行うか、インバータの出力側にサージ抑制フィルタを挿入する必要があります。

詳細は、日本電機工業会発行のパンフレットを参照ください。ホームページの出版物の無償パンフレット部に掲載。
50Hz地域でインバータ運転するのですが、基底周波数60Hzで使用可能か?
インバータの出力電源は、入力の交流電源をコンバータと呼ばれる回路を通し、周波数に関係のない直流電圧電源に変換し、これをインバータ回路で設定に応じた擬似の交流電源として出力するため、入力周波数が50Hzでもインバータの出力は60Hzの基底周波数でご使用いただけます。
なお、インバータ用モータ(弊社AFモータ)は、60Hz基底周波数で設計されています。60Hz定格でギヤモータの減速比を選定ください。
標準仕様が樹脂製端子箱機種で金属製端子箱への変更は可能か?
鋼板製端子箱の仕様で対応可能です。注文時に時にご指定ください。
端子箱寸法が大きくなるため、外形寸法をご確認ください。
0.4kW以下の樹脂製端子箱機種で電線管をつけたい?
樹脂製端子箱が標準の機種(0.4kW以下)で電線管が必要な場合、鋼板製端子箱の仕様でオプション対応可能です。端子箱寸法が大きくなるため、外形寸法をご確認ください。
モータ端子箱のリード線引出し口の寸法は?
サイクロ、小形ギヤモータ等のカタログの技術情報編の端子箱をご参照ください。
3.7kW迄のモータは全電圧始動用(スター結線)、5.5kW~55kW(プレミアム効率モータ)はスター・デルタ切替運転が可能になっています。但し安全増防爆、耐圧防爆モータは異なります。
380V仕様のモータは、440Vで使用可能か?
銘板に記載の電源仕様が保証対象です。380V電源の場合は専用のモータが必要となります。
日本国内の基準電圧値を外れた仕様の場合はお問合せください。
モータの冷却構造(外披構造)は?
標準仕様の外披構造(冷却方式)は、カタログの標準仕様のページに掲載しています。
他力通風形は、都度見積りとなりますので、お問合せください。(3.7kWの外披構造は、全閉外扇形になります。)
モータの耐熱クラスは?
標準カタログ機種の耐熱クラス(絶縁等級)につきましては、カタログに掲載していますので、カタログの標準仕様掲載ページを参照ください。
インバータ用モータ(AV、AP)を6Hzで連続運転したいのですが、熱的に問題ありませんか。
弊社のインバータ用モータ(AV、AP)は、インバータで60Hzベースで1:10(6Hz~60Hz)の範囲で定トルク連続運転可能な設計になっています。
V/F制御モードで運転の場合は、低速域のトルク補償のためトルクブースト調整を行ってください。
モータの結線方法は?(3相、単相)
モータの結線につきましては、カタログ(技術資料編)、取扱説明書または本体端子箱の蓋に貼付けの銘板の回路図を参照ください。
海外向け仕様の電源共用モータ(9本リード線)の結線方法は?
モータの結線につきましては、カタログのオプション項目(海外仕様)または、本体端子箱の蓋に貼付けの銘板の回路図を参照ください。

アメリカ、カナダ向け仕様では9本線の仕様になっており、結線方法で200V級用と400V級用を使い分けます。また、ブレーキ用整流器の出力側もことなります。

ブレーキの仕様は?(制動トルク、電源)
制動トルクは0.1~11kW=150%、15kW以上=100%
ただしバイエルは100%まで。
現行品の国内向け仕様の電源はモータ電源と同一になっています。
ブレーキはONブレーキかOFFブレーキか?
OFFブレーキで無励磁作動形安全ブレーキです。
標準ブレーキの動作は?
弊社の標準ブレーキ(FBブレーキ、CMBブレーキ、ESBブレーキおよびRBブレーキ)は、全て無励磁作動電磁ブレーキとなります。
すなわち、ブレーキに通電しないときにブレーキが掛かった状態になり、通電時にブレーキが開放状態になります。
「ブレーキの機械的寿命は一般的使用条件において(負荷のモーメントがFB付モータの慣性モーメント以下など)作動200万回と長寿命になっておりますが、ブレーキのギャップGの点検は定期的に行ってください。長時間使用するとブレーキライニングが磨耗し、ブレーキが開放できなくなります。また、200万回以上使用すると機械部品の磨耗や破損による落下・暴走事故のおそれがあります」(取説MM1001)
ブレーキ仕様のモータの結線方法は?
各取扱い説明書やカタログのモータ技術資料編に記載しています。海外向け仕様の製品の結線はカタログに記載しています。
また、モータの端子箱(ふた)に結線図のシールが貼り付けられています。
ブレーキの普通制動回路と急制動回路の違いは?
ブレーキの駆動回路には普通制動回路と急制動回路の2種類有り、ブレーキの動作遅れ時間が異なります。
動作遅れ時間は、カタログの技術資料のブレーキの仕様のページを参照ください。
普通制動回路は、AC切りと呼ばれブレーキ整流器の前の回路を切り、急制動回路は、DC切りと呼ばれ整流後の直流部を切る回路となります。普通制動の場合は、ブレーキコイルに残る残留電流の関係で動作時間が遅くなります。

急制動は主に、昇降機、停止精度が要求される場合、緊急停止(最短時間が要求される)等、また、インバータ運転時の用途により使用します。

急制動回路の結線方法は?
モータの結線につきましては、カタログ、取扱説明書または本体端子箱の蓋に貼付けの銘板の回路図を参照ください。
急制動回路は、コイルのコモン側(N端子)から電源ラインに戻る直流回路を停止時に切る(開)ための回路が必要となります。
また、この回路にはバリスタが必要となります。詳細は、カタログの技術資料編のブレーキをご参照ください。
ブレーキ仕様モータをインバータで運転する場合の結線方法は?
インバータでブレーキ付モータを駆動する場合は、ブレーキの電源をインバータの1次側から取る必要があります。2次側から電源を取った場合、ブレーキが解放できません。
ブレーキのメンテナンス方法は?
お客様が購入された製品の取扱説明書の日常点検・保守ページに記載しています。
紙面取説は、各営業所、販売店にお問い合わせください。
ブレーキギャップの調整方法は?
お客様が購入された製品の取扱説明書の日常点検・保守ページに記載しています。
紙面取説は、各営業所、販売店にお問い合わせください。
ブレーキを解放したい。方法は?
ブレーキ付モータは、ブレーキ「ゆるめボルト」で解放できます。但し、0.1kW~0.4kWのブレーキ付モータはオプションとなりますので注意してください。
汎用モータとAFモータ(インバータ専用モータ)はどう違うのか?
AFモータは定トルク特性(6~60Hz)の運転用として設計されています。
またモータ単体の特性としては120Hz運転は可能ですが一部容量帯で制限されす。
ブレーキ付モータのブレーキが解放出来なくなった。原因は?
1. ブレーキのギャップが規定値より広がってしまっている。
対策:ギャップ調整を行います。
2. ギャップ調整ができない。
対策: メンテナンスでギャップ調整を行っていたもので、調整できない場合、ブレーキライニングが最少値以上に摩耗しているか確認をおこないます。
ライニングが摩耗して交換が必要な場合、弊社サービスセンター窓口までご照会ください。
急制動回路に記載してある電磁開閉器は一般の交流用の製品が記載されているがいいのか?
交流用電磁開閉器の接点は、直流用にも使用できます。
この場合直流用に適用する場合、「DC13級 JIS C 8201-5-1」を基準に選定します。弊社では、このDC13級に基づき記載しています。