ADU-ASシリーズ 従来のダンサ機構の課題を解決し、更なる高精度化を実現
お客様の課題
薄い基材や低張力搬送時の、
ダンサ制御起因の品質のばらつき
張力搬送制御における重要な機構のひとつとして、「ダンサ」という機構が存在します。
ダンサとは、ロールtoロール搬送において基材の張力を安定させるための機構です。
材料の途中に設置されたローラが可動することで、張力の変動を吸収し、基材が引っ張られすぎたり、逆に緩みすぎたりすることを防ぎます。
ロールtoロール装置では、巻出し・加工・巻取りが同時に行われるため、わずかな速度差や外乱でも張力は簡単に変動します。ダンサはその変動を物理的に受け止め、制御系にフィードバックする役割を担っています。
ダンサ動作イメージ
ダンサは、張力変動を緩衝・吸収するバッファとして機能し、ロールtoロールプロセス全体の安定性を支えています。
しかし薄い基材や伸びやすい基材、もしくは低い張力で搬送したい場合など、従来のダンサでは、次のような課題が生じることもあります。
- sentiment_sad 張力変動を十分に抑えられない
- sentiment_sad 薄膜・軟質フィルムなどは、低張力での安定搬送が困難
- sentiment_sad 搬送速度を上げると、張力変動が増大し、品質が不安定になる
- sentiment_sad 張力変動が原因のシワ・伸び・見当ズレにより、歩留まりが低下
解決 ADU‑AS による「張力変動の大幅抑制」と安定搬送
実現できること1.従来のダンサ機構のデメリット(課題)を解決
- sentiment_very_satisfied ダンサの 自重の影響を排除
- sentiment_very_satisfied 可動部の 摩擦抵抗を排除
- sentiment_very_satisfied 空気圧力の 伝達遅れを低減
- sentiment_very_satisfied 高応答かつ 高精度なダンサ制御を実現
実現できること2.張力変動を大幅に抑制
- sentiment_very_satisfied 制御性能が向上し、基材へのストレスを 最小限に抑制
- sentiment_very_satisfied 通常ダンサと比較して、張力変動を 1/4以上抑制
- sentiment_very_satisfied 極低張力条件(1N以下など)でも、安定した搬送を実現
実現できること3.高速搬送時の安定性向上
- sentiment_very_satisfied 搬送速度を上げても、張力変動がほとんど増加しない特性高速搬送(~200m/min)の条件でも 安定搬送を実現
実現できること4.幅広い装置・条件への適用
- sentiment_very_satisfied 基材幅・張力レンジに 応じてカスタマイズ
- sentiment_very_satisfied 巻取りセクションを中心に、既設装置への後付けにも対応可能
新たなダンサ機構により、ダンサ動作に起因する張力変動を抑制・張力を安定させることができ、扱いが難しい基材や低張力搬送の課題を解決します。