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★ ブレーキのメンテナンス:整流器の保護
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【整流器の保護】
FBブレーキ用整流器はシリコンダイオードやバリスタ(保護素子)などの半導体素子を使用しているため、
基本的にはメンテナンスは不要ですが、特に接続回路や接続部品を間違うと整流器が破損などして
ブレーキが解放できなくなりますので下記をご参照ください。
また 振動大、60℃以上の温度、結露、落雷、電気溶接がある場所で使用される場合は、
ご照会ください。

1) 接続回路
ブレーキの接続回路は正しいか?
(接続回路は端子箱蓋裏面貼付の接続銘板や、カタログの技術資料、取扱説明書をご参照ください。)
また、お客様の回路内にコンデンサやCRサージキラー(CRスパークキラー)があると高い電圧などが
発生して整流器の破損につながりますので、これらを接続される場合は回路図を入手してご照会ください。

2) 急制動回路
停止精度を良くしたい場合や早く停止したい場合、昇降用の場合は急制動回路にされることを
推奨致します。
FB-15B1やFB-15E以下のサイズのブレーキ(MBブレーキを除く)で急制動回路の場合は、
急制動回路用接点部にバリスタ(保護素子)を取り付けないと高いサージ電圧が発生して、その接点や
整流器が破損することがありますので、必ずバリスタを接続ください。
(推奨のバリスタはカタログの技術資料や取扱説明書をご参照ください)

 また、急制動回路用接点の直列数が推奨数より少ない場合は、接点寿命が短くなったり整流器が
破損する可能性がありますので、カタログの技術資料や取扱説明書記載の急制動回路用接点の
直列数や、電磁接触器形式の相当品を採用されることを推奨致します。
急制動回路用接点部のメンテナンスはバリスタが破損していないか?接点に異常なアークや異常な動作、
面荒れなどはないか?をご確認ください。

  もし整流器が破損した場合は、上記の点検や破損経緯、回路図などを入手して故障原因を取り除いた後、
ブレーキコイルの目視点検や線間抵抗、絶縁抵抗などを測定し、問題がなければ整流器を交換して
復旧してください。

 
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