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今回は、ギヤモータのカタログに記載されているラジアル荷重とスラスト荷重についてご説明いたします。
ギヤモータ・減速機を選定する際に、使用条件に対してモータ容量や許容トルクが満たされているかを検討しますが、これらと同時に確認すべき事項に「外部荷重」というものがあります。
外部荷重は様々な種類がありますが、主に検討すべき荷重としてラジアル荷重とスラスト荷重があります。
軸の中心線に対して垂直方向に働く荷重のことです。
簡単な例を挙げて説明すると、水平な出力軸に物体をぶら下げているとその物体の質量分の力が出力軸に対して垂直に働きます。
これがラジアル荷重です。
(ラジアル荷重がかかるときの一例)
軸の中心線に対して水平(平行)方向に働く荷重のことです。
簡単な例を挙げて説明すると、出力軸を軸方向から押し続けた場合に力が働きます。これがスラスト荷重です。
軸受のカタログなどに「アキシャル荷重」という言葉がありますが、ほぼ同様の意味です。
(スラスト荷重がかかるときの一例)
次のような場合にはラジアル/スラスト荷重がかからない、または非常に小さいため、計算しなくてよい場合があります。
スラスト荷重をラジアル荷重の相当値に換算して加算し、ラジアル荷重として確認する方法が最も多く使われています。
詳しい計算方法は、カタログの技術資料をご覧ください。
以上がラジアル荷重とスラスト荷重についてのご説明になります。
ギヤモータの選定についてご不明点等ございましたら、お気軽にお近くの営業所までお問い合わせください。
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