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弊社の減速機は潤滑剤としてグリース、または油を使用しており、減速機の機種、形式、仕様によりそれぞれに適した潤滑方式、推奨潤滑剤があります。
今回は潤滑剤のメンテナンスについてご紹介いたします。

1.潤滑剤のメンテナンスについて(ご購入後の使用開始におけるご注意)

  • 油潤滑機種は弊社試運転後に油を抜いて出荷しています。必ずご使用される前に給油してください。
    潤滑油の封入出荷をご希望の場合は営業経由でのお見積もり照会をお願いいたします。
  • グリース潤滑機種はグリースを封入して出荷しておりますのでそのままご使用いただけます。

1) 長寿命グリース潤滑機種(サイクロ減速機小型枠番、アルタックスNEO、ハイポニック減速機、プレストNEOギヤモータなど)

グリース補給無しで20,000時間または運転開始から3~5年使用することができます。
メンテナンス方法は機種によって異なりますので、ご照会ください。

2) グリース潤滑機種(長寿命グリース以外)

定期的に規定の量のグリースを補給する必要があります。

例)サイクロ減速機の場合の補給について

  • 1日の運転時間10時間以下では 3~6ヶ月に1回
  • 1日の運転時間10~24時間では 500~1,000時間ごとに1回
注意) 過酷な使用条件や大きな機種は補給間隔を短くする必要があります。
補給量は各機種の取扱説明書でご確認ください。

3) 潤滑油の油交換時期

例)サイクロ減速機の場合の交換時期

  • 初回運転時間500時間後または半年後のいずれか早い時期
  • 2回目以降 運転時間5,000時間または1年毎のいずれか早い時期 屋外や高温場所などの使用条件では運転時間2,500時間または半年毎のいずれか早い時期

4) グリースの補給、潤滑油の交換

グリースの補給は、グリースのまわりを良くするために運転中に時間をかけて給脂することをお勧めします。
排脂用プラグは排脂以外に給脂時の内圧抜きの機能がありますので、必ず外して給脂してください。

潤滑油の交換は、給油口の大きさや内部空間容積によっては給油に時間がかかる機種もあります。あふれないようゆっくり給油してください。
給油は減速機が停止した状態で、オイルゲージで油面レベルを確認しながら行ってください。

以上、弊社の減速機の潤滑方式、推奨潤滑剤についてのご紹介となります。
選定や使用にあたりご不明点がございましたら、お近くの営業所またはサービスセンターまでお気軽にお問い合わせください。

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