本記事は、メールマガジン配信時の情報です。最新の情報についてはお問い合わせください。

ギヤボックスを長く安全にお使いいただくためには、日頃から運転状態を確認しておくことが効果的です。

正常運転時のデータを取得し、ギヤボックスの状態を把握・管理することで、いつもと違った現象が見られた場合の良否判断が容易になり、計画的なメンテナンスや修理・交換の準備など、早めの対応を行うことができます。

今回は、ギヤボックスの日常点検・保守の中から音、振動、温度について点検ポイントをご紹介します。

1.音

ギヤボックス設置時に、初期の音の性質(音質・音量)を把握しておくことが重要です。

その後、日々の運転時に「音質や音量が急に変わってきていないか」「異質な音が混ざっていないか」を確認してください。

参考: 

ガラガラ音=歯面の荒れ、ジャー音=軸受コロ転動面の傷、など。 その他、異常時には多種多様な音が発生します。

異常と思われる音が発生した場合にはご相談ください。

2.振動

振動は据付方法の影響を受けるため、ギヤボックス設置時に初期の振動データを把握しておくようにします。

初期と同じ条件に対して「異常に振動が大きくなってきていないか」を判断します。

3.温度

ギヤボックスの表面温度で簡易的に点検ができます。

「温度が異常に高くなっていないか」「温度が急に上昇していないか」を確認してください。

参考:50℃=熱いが触り続けることができる。60℃=少しの間触れる。70℃=一瞬触れる。 (やけどのおそれがあるので実際には温度計で確認してください)

日常の点検方法での困りごと、減速機の点検をご希望される場合や、導入・保全に関してのアドバイス、保全説明会の開催などお気軽にご相談ください。

減速機整備のノウハウをもった経験豊富なサービススタッフが対応します。

4.アフターサービスについては弊社アフターサービス窓口にお問い合わせください。

https://cyclo.shi.co.jp/mainte/

キーワードで探す