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昨年9月に配信したvol.1809では、2018年に当社グループとなったLafert社の概要とその重要製品である サーボモータについてご紹介しました。
今回は同社の製品ラインアップと技術をご紹介します。
Lafert社の製品は大きく分けて以下の4つのグループで構成されています。
モータの高効率化技術には定評があります。
誘導モータと磁石モータの2種類の高効率モータをラインアップし、誘導モータはIE3クラスの効率を、 磁石モータはIE4クラスの効率を達成しています。
また小型サーボモータも主力商品の一つで、高性能磁石を使った小型でトルク密度の高い永久磁石式 サーボモータを欧州のお客様を中心に提供しています。
これらの誘導モータおよびサーボモータの基本技術を生かし、繊維機械やエレベータ用、 特殊ファン・ポンプ用の特殊モータも数多く生産しています。
誘導モータでは使用する材料とコア、コイルと呼ばれる部品の最適化が重要な要素となります。
モータサイズやモータの極数などの仕様によって最適化を行い、優れた省エネ性能を実現しています。
また磁石モータでは表面磁石型(SPM型)と内部磁石型(IPM型)の2種類の技術を有し、回転数や必要とされるトルク特性などによってそれらを使い分け、IE4クラスの省エネ性能を実現しています。
高性能な希土類磁石を用い、表面磁石型構造を採用してコアやコイルといった基本電磁部品を 最適化することで、高いトルク密度を実現しています。また速度センサーやブレーキなどのオプションを 用意しており、オートメーションで要求されるさまざまなアプリケーションに対応しています。
特殊な構造や用途にも対応できる柔軟性も大きな特徴です。モータではシャフトやブラケットといった 機械部品の他に、耐環境性に直結する保護構造や塗装なども重要視されます。
さまざまなカスタマイズ要求に迅速な対応ができるように、特殊部品の自社加工や、組み立ての自動化も 取り入れています。
モータそのものの技術革新に取り組むとともに、モータ駆動と不可分の駆動装置の一体化にも精力的に 取り組んでいます。
この技術は省エネへの貢献はもちろん、省配線や省スペースといった点でも注目されています。
すでにファン、ポンプ駆動を主用途としたインバータ搭載型モータをラインアップしていますが、 拡大する用途やさまざまな要求に対応するため、さらなる研究開発を進めています。
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