住友重機械工業株式会社 PTC事業部

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◆SHI-Direct vol. 1607◆減速機、ギヤモータの潤滑方式と取付

◆SHI-Direct vol.1607/07/28◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃役に立つ実践 アプリケーション&技術情報

┃今号の目次

┃◎ アプリケーション&技術情報
┃ └ 減速機、ギヤモータの潤滑方式と取付
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┃★┃メンテナンス情報モバイルサイト公開のお知らせ
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潤滑油、ブレーキ関連などメンテナンス情報を集約したスマートフォン、タブレット
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※ なお、PCブラウザからでもご利用できます。
モータ電流値、新旧機種枠番変遷などメンテナンスのお役に立つコンテンツを順次
追加予定です。

ぜひ現場などでご活用ください。
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□◆ 減速機、ギヤモータの潤滑方式と取付
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標準の減速機、ギヤモータには指定された取付方法があります。
しかし、実際は傾斜取付が必要であったり、
工場のメンテナンス上、油潤滑方式に統一して管理を行うなど様々なケースが有ります。
今回はこの取付、潤滑方式での注意点をご紹介いたします。

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┃★┃1.傾斜取付の対応について
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標準仕様の油潤滑方式の減速機・ギヤモータ(水平、立て取付)を傾斜等、
指定外取付で使用する場合があります。
例えば、サイクロ減速機では傾斜角度1度以上の場合など挙げられます。

出力側オイルシールの複数使用や、オイルゲージ位置の調整、給油、排油位置の変更が
必要となります。

このため、取付時に傾斜がある場合、お見積りの際に軸方向の傾斜角度、軸中心からの
左右の傾斜角度などを必ずご指示ください。
※ サイクロのカタログで「標準仕様」ページに記載しています。

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┃★┃2.潤滑方式の変更について
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■ 標準と異なる潤滑方式の指定

油潤滑機種をグリース潤滑機種へ変更、またはグリース潤滑機種から油潤滑機種への
変更は、お見積り依頼時にご指示ください。
但し、構造上、性能上から、対応できない場合がありますのでご注意ください。

■ 油潤滑機種からグリース潤滑機種への仕様変更について

減速機の取付、使用姿勢の条件により標準仕様が油潤滑の場合、グリース潤滑へ
変更になるものがあります。
グリース潤滑に変更する場合に出力定格値が変わります。

1)立形サイクロの出力軸が上向きとなる「逆立て」仕様に代表されるような
  モータが下側になる姿勢の場合

2)減速機が機械駆動部に搭載され、駆動と共に減速機の取付姿勢も変化する場合

■ 注意点

油潤滑機種がグリース潤滑に仕様変更となる場合は、SF(サービスファクタ・安全率)の
数値が下がります。
このため、選定していたサイクロ減速機の枠番を大きくする検討が必要になる場合があります。
※ SFの低下は機種により異なります。都度、仕様に応じてお見積もり時にご確認下さい。

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┃★┃3.ギヤモータ、各部品の構造による取付時の注意点
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給油栓、空気抜き栓、エアブリーザは、外気と内気の空気の流動できる構造となっており、
注意が必要です。
ギヤモータの場合、減速機部とモータ部の間に、減速機部の潤滑剤がモータ側に流入しない
ように、接触シールとしてオイルシール。非接触シールとしての油切カラー(スリーブ)
などを組込んでいます。

■ 標準仕様のギヤモータを傾斜状態で運転した時の注意点

水平取付のモータを下側に傾けてしまうと、油がモータ側に流入する恐れがあります。
また、水平に戻しても1回油の通過があった部分は、密封効果が期待できなくなります。

1度以上傾けて運転したギヤモータを水平に戻して使用した場合、減速機内部のオイル
撹拌で油切カラーを通って油がモータ側へ流入を続けてしまうことが起こります。

■ 油の入れ過ぎによる不具合

水平取付の場合、油切りカラー以下で給油レベルを設定してしています。
油を多めに入れると減速機部の温度上昇を高くする他に、
油切りカラーからモータへ油の流出の原因になります。

■ モータ側に油が流入した場合の処置

モータ側に流入した油は、減速機内部の金属摩耗粉も含んでおり、故障の原因となります。
オーバーホール・分解清掃点検を早急に弊社指定サービス店で行ってください。


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