◆ 新着情報 ◆
2006年度版小形総合カタログ完成のご案内
~~ 小形ギヤモータ 新カタログ 発行! ~~
平行軸の新製品アルタックスNEOを掲載、ハイポニックも
掲載機種が充実しました。是非ご請求を!
[掲載機種]
ハイポニック(15W~5.5kW)
アルタックスNEO(90W~2.2kW,新製品)
[新掲載]
・ハイポニックにSF対応機種を追加。選定バリエーション
が増えました。
・ハイポニック入力ホロー形を詳しく新掲載。サーボモータ
や、IEC・JEMフランジ仕様汎用モータにお使い
いただけます。
・新製品アルタックスNEOとその応用製品含めフルライン
ナップ掲載!
※新カタログ・先行配布予約受付中!カタログ請求欄に
「 小形ギヤモータ新カタログ希望」とご記入ください。
Webサイト及び営業所にて承っております。
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◆ 技術情報 1 ◆
//減速機の減速比の真実//
減速機のカタログに書かれている『減速比』には『実減速比』
と『公称減速比』というものがありますが、それぞれどんな
ものでしょうか?
減速比というのは、ご存知の通り、減速機における入力と出力の
速比のことです。「速比」の場合は、減速比では「回転数が減る」
ため、1以下の数字で表されますが、「減速比」は減速される比
ですので、その逆数になります。
さて、本題に入りますが、「公称減速比」と「実減速比」の
違いは何でしょうか?
まず、「実減速比」ですが、これは減速機内の歯車の歯数から
決まる正味の減速比のことで、入力回転数に対し、この数値だけ
出力回転数が減ります。
「公称減速比」は本来、お客様に商品をご紹介する場合、
「実減速比」を使うのが望ましいのですが、歯車減速機を構成する場合、
芯間(歯車軸と歯車軸の間隔)や歯車の歯数が、減速機のサイズに
対して比例で用意できない場合があります。このため、
サイズによって減速比の組合せに多少の違いが生じることになります。
これらサイズごとに違った減速比を持つ減速機を、ある程度の
近似の減速比でまとめ、減速比の数値を丸めて、一くくりの
製品群とすることにより、お客様に商品を分かりやすくご紹介
しています。このときの「減速比の近似値群」を丸めた数値の
ことを「公称減速比」といいます。
例)ある減速機シリーズにおいて
サイズ1:実減速比 35.1325
サイズ2:実減速比 34.5496
サイズ3:実減速比 36.3568
サイズ4:実減速比 33.8956
これらをまとめて「公称減速比:35」
各メーカーによって考え方に若干違いがありますが、多くの場合、
実減速比の範囲は公称減速比に対して±5%ぐらいの範囲で
まとめられています。
サイクロ減速機(※)には、「実減速比」という言葉が存在しません。
これは、製品の全てが減速比が整数であり、また、サイズに関係なく、
減速比が同じであることから、「公称減速比」という言葉も
なく、すべてが「実減速比」となっています。
これはサイクロ減速機の持つ独自の機構によるもので大きな特長と
いえます。
※6000SKシリーズ、低減速比シリーズを除く。
◆ 技術情報 2 ◆
//モータの耐熱クラス//
モータの仕様に耐熱クラスの表記がありますが、この表記は以前
絶縁クラスで表記されていました。
この耐熱クラスは
クラス 温度上昇限度(抵抗法)
E 75℃ 周囲温度を40℃とした場合
B 80℃ の標準モータ
F 100℃
H 125℃
銘板に表記されるクラスにはモータ選定時の大きな要素です。
普段あまり気にしていない場合が多いと思いますが、この耐熱クラス
設定は運転法案や負荷率、周囲環境も考慮する必要があります。
この耐熱クラスを超えた状況下で使用された場合、モータの焼損や
絶縁破壊を引き起こします。また軸受けを痛めたりする原因にもなります。
耐熱クラスを検討する具体的な例)
1.周囲に熱を発する物がある場合 ⇒ 高炉の開閉等の輻射熱がある
2.運転・停止頻度が高い場合 ⇒ 搬送機器、工作機械等
3.慣性モーメントが大きい場合 ⇒ 始動時間が長く連続定格運転のように
なる
4.周囲のスペースが少ない場合 ⇒ コンパクトな取付や周囲環境で冷却効果
が得られ難い
5.長時間連続運転する場合 ⇒ モータの冷却が得られ難い状況がある
6.運転中の過負荷が断続する場合 ⇒ 平均負荷率は低いが定格を超える
負荷運転が断続的にある
7.頻繁な正逆運転がある場合 ⇒ 昇降機のプラッキング制動等
のような事が検討の対象になってきます。また、季節により気温の差が大きい
状況や夏場の直射日光等も影響します。
十分な検討の基に選定された動力容量に加え是非「耐熱クラス」も検討に
加えて下さい。
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