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インバータをお使いになるお客様へ

近接スイッチ・光電スイッチなどが誤動作する場合の対策

下記@〜Kの順に、可能な項目から対策を実施してください。
各対策の併用により効果があります。


対策方法

@ センサの信号機はツイストペアシールド線を使用し、シールドはアースせず信号のコモンに接続する。
A インバータの本体や動力線とセンサ回路は最低10cm 以上離す。(30cm 以上が望ましい)
B センサ用電源をアースしてある場合はアースを外す。
C キャリア周波数を可能な範囲で低くする。
D インバータの出力側に零相リアクトルを設置する。
(形式:RC5078)
E インバータの入力側に零相リアクトルを設置する。
(形式:RC5078)
F インバータの入力側に容量性フィルタを設置する。
(形式:3XYHB-105104)
G 電源配線を金属管またはシールドケーブルとする。
H モータの動力線を4 芯ケーブルとし、1 本をアース線として使用する。
I インバータの電源に絶縁トランスまたはノイズカットトランスを設置する。
J センサ用電源アースを0.01 〜 0.1 μ F のコンデンサを介してアースする。
→(630V 0.1 μ F)
K インバータ用電源とセンサ用電源の系統を分離する。

DE零相リアクトルとF容量性フィルタの接続方法





連続運転トルク特性

AFモータ
<インバータ専用モータ>


汎用モータ





電動機温度上昇について

汎用電動機をインバータと組合わせて可変速運転する場合は、商用電源で運転する場合と比較して電動機の
温度上昇が若干大きくなります。その要因として次のものがあげられます。

・出力波形による影響

インバータの出力波形は、商用電源のような完全な正弦波形ではなく、高調波成分を含んでいます。
このため電動機損失が増大し、温度が若干高くなります。

・低速運転時の電動機冷却効果の減少

電動機の冷却は電動機本体のファンにより行われますので、電動機の回転数をインバータで低くすると冷却風量も
減少し、冷却効果が低下します。

このため商用電源周波数以下の周波数で運転する場合は、その温度上昇を抑えるために負荷トルクを低減するか
またはインバータ専用モータを適用してください。



高調波抑制ガイドラインの適用について

インバータなどの高調波発生機器に対し、「特定需要家高調波抑制ガイドライン」が制定されています。
高圧または特別高圧需要家が、高調波発生機器を新設、増設、更新する場合に、この需要家から流出する
高調波電流の上限値を定めたもので、超過する場合は対策が必要です。
200V 級の3.7kW 以下のインバータにおいて本カタログ掲載の直流(DC)リアクトルまたは、
交流(AC)リアクトルを接続することにより、社団法人日本電機工業会で定められた
「汎用インバータ(入力電流20A 以下)の高調波抑制対策実施要領」に適合します。



インバータ適用上の注意

●電  源
1. インバータを、大容量の電源直下に接続する場合(600KVA 以上)には、過大なピーク電流が流入し、
インバータユニットが、破損することがあります。
このような場合、インバータユニットの入力側に、AC リアクトル(オプション)を設置してください。
2. 次のような場合にも、AC リアクトルを設置してください。
  1)電源系統にサージ電圧が発生する可能性のある場合
  サージエネルギーがインバータに流入すると、過電圧トリップする可能性があります。
  2)同一電源系統内に、大容量のサイリスタレオナードなどの位相制御装置が設置されている場合。
3. 自家発電電源でインバータを運転する場合、高調波電流が発電機に与える影響を考慮し、
インバータのKVA に対して、十分大きな発電容量が必要になります。
●設  置
1. 粉塵、オイルミスト、風綿などが浮遊する場所や、腐食性ガス、可燃性ガスの存在する悪環境場所には、
設置しないでください。
2. 浮遊物が存在する場所では、侵入を防ぐ「密閉タイプ」の盤内に収納してください。
盤内に収納する場合は、インバータの周囲温度が、許容温度以下になるように冷却方式、盤寸法を
決定してください。
3. インバータの取付方法は、縦方向で壁取付とし、木材などの可燃製品には、取り付けないでください。
●取り扱い
1. インバータの出力端子UVW に電源を接続しますと、インバータ部が破損します。
電源投入前に、誤配線がないか十分なチェックを行ってください。
2. インバータの電源遮断後、内部のコンデンサの放電には時間がかかります。
点検を行うときには、チャージランプが消えてから行ってください。
●運  転
1. インバータの入力側に電磁接触器(MC)を、設置し、このMC で頻繁な始動・停止を行わないでください。
インバータの故障の原因になります。
2. 複数台のモータを1 台のインバータで並列する場合は、モータの定格電流の合計の1.1 倍がインバータの
定格出力電流以下になるように、インバータの容量を選定してください。
3. インバータは異常発生時、保護機能が作動しトリップ停止します。
この場合モータは急停止しません。非常停止が必要な機械装置には、機械式ブレーキを併用してください。
4. モータの加速時間は、モータと負荷の慣性モーメント、モータの発生トルクおよび負荷トルクで決まります。
  1)加速時間設定が短すぎますと、ストール防止機能が動作し、設定時間が自動的に長くなります。
 安定した加減速のためには、設定時間を長くしてストール防止機能が働かないようにしてください。
  2)減速時間設定が短かすぎますと、ストール防止機能が動作するか、過電圧トリップを発生します。
 減速時間を長くするか、制動抵抗器を設置してください。



400V 級標準電動機を運転する場合

標準電動機(汎用モータ)をインバータ駆動する場合、電動機の絶縁耐圧を配慮しなければならないことが
ありますので、ご照会ください。



このカタログに記載のインバータは、一般産業用の三相誘導電動機の可変速用途にご使用いただけます。
注意
このカタログのインバータは、直接人命や人体に危害をおよぼすおそれのあるような状況の下で使用される機器
あるいはシステム(原子力制御、航空宇宙機器、交通機器、医療機器、各種安全装置など)に用いられることを
目的として設計、製造されたものではありません。
そのような用途にインバータを検討される場合は必ず弊社へご照会ください。
故障または誤動作により人命に関わるような重要な設備および重大な損失の発生が予測される設備への適用に際しては、重大事故や重大損失にいたらないよう、設備側に安全装置を設置してください。
三相誘導電動機以外の負荷には使用しないでください。
モータを耐爆仕様でお選びの際、インバータは耐爆構造ではありませんので設置環境にご注意ください。
ご使用の前に「取扱説明書」を良くお読みの上、正しくお使いください。
 長期保管される場合も、「取扱説明書」を良くお読みの上、正しく保管ください。
この製品は電気工事が必要です。電気工事は、専門家が行ってください。



特殊モータ適用への注意

・防爆モータ

耐圧防爆形電動機を駆動する場合には、電動機とインバータを組合わせた防爆検定が必要となります。
既設の耐圧防爆形電動機を駆動する場合も同様です。
耐圧防爆仕様HF-X20(0.2 〜 3.7kW)の採用をお願いします。

・極数変換モータ

汎用電動機と定格電流が異なりますので、電動機の最大電流を確認してインバータを選定してください。
極数の切換は、必ず電動機を停止してから行うようにしてください。
回転中に行うと、回生過電圧、または過電流保護回路が動作し、電動機はフリーランとなります。

・ブレーキ付モータ

ブレーキ用電源の独立したものを使用し、ブレーキ電源は必ずインバータの一次側に接続し、
ブレーキ作動時(電動機停止時)はインバータ出力を遮断してください。
ブレーキの種類によっては低速域でライニングのガタ音が出る場合があります。

・単相モータ

単相電動機はインバータ駆動に適していません。
コンデンサ始動式ではコンデンサに高調波電流が流れコンデンサを破壊するおそれがあり、分相始動、
反発始動のものは、内部の遠心 力スイッチが動作しないため始動コイルを焼損するおそれがあります。