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インバータをお使いになるお客様へ

インバータ適用上の注意

●電    源
1.
インバータを、大容量の電源直下に接続する場合(特に 400V ラインでは、注意)には、過大なピーク電流が
流入し、インバータユニットが破損することがあります。
このような場合、インバータユニットの入力側に、AC リアクトル(オプション)を設置して下さい。
2.
次のような場合にも、AC リアクトルを設置してください。
  1) 電源系統にサージ電圧が発生する可能性のある場合
    サージエネルギーがインバータに流入すると、過電圧トリップする可能性があります。
  2) 同一電源系統内に、大容量のサイリスタレオナード等の位相制御装置が設置されている場合。
3.
自家発電電源でインバータを運転する場合、高調波電流が発電機に与える影響を考慮し、インバータの
KVAに対して、十分大きな発電容量が必要になります。
●設    置
1.
粉塵、オイルミスと、風綿などが浮遊する場所や、腐食性ガス、可燃性ガスの存在する悪環境場所には、
設置しないでください。
2.
浮遊物が存在する場所では、親友を防ぐ「密閉タイプ」 の盤内に収納してください。
盤内に収納する場合は、インバータの周囲温度が、許容温度以下になるように冷却方法、盤寸法を決定
してください。
3.
インバータの取付方法は、縦長方向で壁取付とし、木材などの可燃製品には、取り付けないでください。
4.
受電側には、インバータの配線保護および人体保護のため、漏電遮断器を設置してください。
インバータからの高調波により従来型のものは誤作動する場合がありますので、インバータ対応品を
ご使用ください。
漏電電流は、ケーブル長により異なりますので、P18 を参照してください。
5.
インバータと操作盤の間の配線距離は、20m 以内としてください。
20m を超える場合は、電流・電圧変換装置などをご使用ください。
また配線には、シールドケーブルをご使用ください。
モータとインバータの配線距離が長い場合は、高調波の漏れ電流によりインバータや周辺機器の保護機能
が動作することがあります。
インバータの出力側に交流リアクトルを設置することにより改善できます。
また、電圧降下にご注意の上、ケーブルを選定してください。(電圧降下が大きいとトルクが低下します。)
6.
進相コンデンサを使用しないでください。
インバータとモータとの間に力率改善用コンデンサを接続しますと、インバータ出力の高調波成分により
コンデンサが加熱したり破損する恐れがあります。
●取り扱い
1.
インバータの出力端子 UVWに電源を接続しますと、インバータ部が破損します。
電源投入前に、誤配線がないか十分なチェックを行ってください。
2.
インバータの電源遮断後、内部のコンデンサの放電には時間がかかります。
点検を行うときには、チャージランプが消えてから行ってください。
●運    転
1.
インバータ入力側に電磁接触器 (MC) を設置し、このMCで頻繁な始動・停止を行わないでください。
インバータ故障の原因になります。
2.
複数代のモータを1台のインバータで並列する場合は、モータの定格電流の合計の1.1倍がインバータの
定格出力電流以下になるように、インバータの容量を選定してください。
3.
インバータは異常発生時、保護機能が作動しトリップ停止します。この場合モータは急停止しません。
非常停止が必要な機械装置には、機械式ブレーキを併用してください。
4.
モータの加速時間は、モータと負荷の慣性モーメント、モータの発生トルクで決まります。
1) 加速時間設定が短すぎますと、ストール防止機能が動作し、設定時間が自動的に長くなります。
  安定した過減速のためには、設定時間を長くしてストール防止機能が働かないようにしてください。
2) 減速時間設定が短すぎますと、ストール防止機能が動作するか、過電圧異常を発生します。
 

減速時間を長くするか、制動ユニット・制動抵抗器を設置してください。

●設    定
  インバータは、工場出荷設定では、V/F一定制御モードになっています。
  速度センサレス制御運転が必要な場合は、設定変更を行ってください。
  ただし、耐圧防爆モータとの組み合わせでは、速度センサレス制御で出荷します。

連続運転トルク特性

<住友製インバータ専用モータ>



<汎用モータ>


注)6Hz以下の運転はご照会ください。


電動機温度上昇について

汎用電動機をインバータと組合わせて可変速運転する場合は、商用電源で運転する場合と比較して電動機の温度上昇が若干大きくなります。
その要因として次のものがあげられます。

  • 出力波形による影響

  • インバータの出力波形は、商用電源のような完全な正弦波形ではなく、高調波成分を含んでいます。
    このため電動機損失が増大し、温度が若干高くなります。

  • 低速運転時の電動機冷却効果の現象

  • 電動機の冷却は電動機本体のファンにより行われますので、電動機の回転数をインバータで低くすると冷却風量も減少し、冷却効果が低下します。

    このため商用電源周波数以下の周波数で運転する場合は、その温度上昇を抑えるために負荷トルクを低減するか又はインバータ専用モータを適用してください


    インバータをお使いになるお客様へ

    このカタログに記載のインバータは、一般産業用の三相誘導電動機の可変速用途にご使用いただけます。

    注意
    このカタログのインバータは、直接人名や人体に危害を及ぼすおそれのあるような状況の下で使用される機器
      あるいはシステム(原子力制御、航空宇宙機器、交通機器、医療機器、各種安全装置など)に用いられることを
      目的として設計、製造されたものではありません。
      そのような用途にインバータを検討される場合は必ず弊社へご照会ください。
    故障または誤動作により人命に関わるような重要な設備および重大な損失の発生が予測される設備への適量に
    際しては、重大事故や重大損失にいたらないよう、設備側に安全装置を設置してください。
    三相誘導電動機以外の負荷には使用しないでください。
    モータを耐爆仕様でお選びの際、インバータは耐爆構造ではありませんので設置環境にご注意ください。
    ご使用の前に「取扱説明書」を良くお読みの上、正しくお使いください。
    長期保管される場合も、「取扱説明書」を良くお読みの上、正しく保管ください。
    この製品は電気工事が必要です。電気工事は、専門家が行ってください。

    特殊モータ適用への注意



    ・防爆モータ

    耐圧防爆方電動機を駆動する場合には、電動機とインバータを組合わせた防爆検定が必要となります。
    既設の耐圧防爆形電動機を駆動する場合も同様です。
    ただし、インバータは非防爆構造ですから安全な場所に設置してください。

    ・極数変換モータ

    汎用電送機と定格電流が異なりますので、電動機の最大電流を確認してインバータを選定してください。
    極数の切替は、必ず電動機を停止してから行うようにしてください。
    回転中に行うと、回生過電圧、または過電流保護回路が動作し、電動機はフリーランとなります。

    ・ブレーキ付モータ

    ブレーキ用電源の独立したものを使用し、ブレーキ電源は必ずインバータの一次側に接続し、ブレーキ作動時(電動機停止時)はインバータ出力を遮断してください。
    ブレーキの種類によっては低速域でライニングのガタ音が出る場合があります。

    ・単相モータ

    単相電動機はインバータ駆動に適していません。
    コンデンサ始動式ではコンデンサに高調波電流が流れコンデンサを破壊する恐れがあり、分相始動、反発始動のものは、内部の遠心力スイッチが動作しないため始動コイルを焼損する恐れがあります。


    400V 級汎用モータをインバータで運転する場合

    標準電動機をインバータ駆動する場合、電動機の絶縁耐圧を配慮しなければならないことがありますので、
    ご照会ください。