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技術資料

トルク検出機構

1. ばね・リミットスイッチ形(構造と原理)

トルクインジケータなし(標準仕様)

サイクロ減速機の低速軸Cのトルクは常に曲線板Bを介して枠Aに伝えられており、枠Aは固定枠@の中で自由に
回るこができます。
低速軸Cに負荷が掛かると、枠Aは曲線板Bのトルク反力により低速軸Cと反対方向に回転し、ドッグ棒EがコイルばねDを押します。
そして予め設定された以上の負荷が掛かるとドッグ棒EがリミットスイッチFを作動させ瞬時に過トルク検出信号を出します。
過トルク信号を検出した場合はただちに運転を停止させてください。
モータが停止すると、コイルばねDによりドッグ棒Eはばねの反力で中立の位置に戻ります。
トルクリミッタ機構部はサイクロ減速機が1 段形、2 段形の場合は1段目(入力段)に、3 段形の場合は2 段目に配置されます。
コイルばねDは片方向回転の場合は片側に1 個(下図参照)、両方向回転の場合はストッパーGが除去され両側に計2個組付けられます。

図1
@固定枠 Dコイルばね
A枠 Eドッグ棒
B曲線板 Fリミットスイッチ
C低速軸 Gストッパー





トルクインジケータ付A 形(カスタマイズ仕様)

上図1 の構造にインジケータA 形を付加したもので、ドッグ棒Eの動きを図2 の機構で指針Dに伝え、
設定トルク値に対する負荷率(%)を目盛板Aに60 〜 100%の範囲で表示します。
ただし、機構によっては50 〜 100%表示となる場合があります。

図2
@ロッド D指針
A目盛板 Eドッグ棒
Bセクタ F固定枠
Cピニオン  




トルクインジケータ付B 形(オプション仕様)

負荷率を0 〜 100%の範囲で表示します。
インジケータの機構はA 形と同じですが、60%以下の低負荷率を表示するため下記のような機構になっています。
図3のように両側にばねを入れ、予圧用板Fにより予圧を掛け、調整ボルトGにより作動中心を決めます。
これにより左右のばねが釣り合い、無負荷の状態からの負荷トルクの変動を検出することが可能となります。

図3

@ばね押え板B Cばねケース F予圧用板
Aブッシュ Dばね G作動中心調整ボルト
Bばね押え板A Eドッグ棒 Hケースカバー


注) 0 点付近からの負荷を正確に表示する必要がある場合は、ロードセル形をご利用ください。

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2. ロードセル形(カスタマイズ仕様)

減速機構部の構造および動作は3・1 と同じです。
曲線板Bにより発生する枠Aのトルク反力はドッグ棒Eから鋼球CロッドDを介してロードセルFに伝えられ、
負荷トルクに対応する電気的アナログ信号が得られます。
この機構では負荷トルクを直接ロードセルFに伝えるため、無負荷から100%負荷までを正確に検知できます。
増幅器、メータリレーを負荷することにより負荷トルクの連続表示、メインモータカットオフ、負荷トルクの自動制御などが可能となります。
更には住友のAC インバータドライブや、直流モータを組合せますと、負荷変動に追随した回転数制御を行うこともできます。

図4 遠隔指示が必要な場合もロードセル形が最適です。

@固定枠 C鋼球 Fロードセル
  両方向回転の場合はストッパーHを除去して両側に取付。
A枠 Dロッド Gロッドケース
B曲線板 Eドッグ棒 Hストッパー



機器構成例

図5

(注1) ひずみゲージを用いた荷重変換器で荷重をひずみゲージにより電気信号に変換するものです。
LC 形はトルクリミッタ付サイクロ減速機専用品です。

(注2) トルク以外の単位も表示できます。
(注3) 増幅器、メータリレーの例です。これ以外のものも付属可能ですのでご照会ください。

(注4) 3 接点以上についても可能ですのでご照会ください。
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