TOP > 製品一覧 > サイクロ減速機 精密制御用 Tシリーズ
 
諸性能

(1)剛性とロストモーション
(2)振動
(3)角度伝達誤差
(4)効率
(4)無負荷ランニングトルク
(5)増速起動トルク

(1)剛性とロストモーション

・ヒステリシスカーブ: 高速軸を固定し、低速軸にトルクを定格までゆっくりかけ、その後除荷した時の負荷と低速軸のねじれ角の関係
・ロストモーション: 定格トルク×±3%負荷時のねじれ角
・バネ定数 ヒステリシスカーブ上で、定格トルク×50%の点と、定格トルクの点の2点を結んだ直線の傾き
 

図8 ヒステリシスカーブ

表3 性能値
枠番 定格トルク出力
15r/min
上段/N・m
下段/kgf・m
ロストモーション バネ定数
上段:N・m/arc min
下段:kgf・m/arc min
測定トルク
(±)
上段/N・m
下段/kgf・m
ロストモーション
(arc min)
T155 167
17
5.00
0.51
0.75 42
4.25
T255 412
42
12.4
1.26
0.5 118
12
T355 785
80
23.5
2.4
206
21
T455 1275
130
38.3
3.9
343
35
T555 1962
200
58.9
6.0
589
60
T655 3139
320
94.2
9.6
981
100
T755 4415
450
132
13.5
1275
130
注)arc minは角度゛分゛を意味します。
  バネ定数は、平均的な値(代表値)を示します。

(ねじれ角の計算例)
T355を例にとって一方向にトルクを加えた場合のねじれ角を計算します。
1) 負荷トルク15N・mの場合(負荷トルクがロストモーション領域にある場合)
2) 負荷トルク600N・mの場合

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(2)振動

・振動: 低速軸に円盤状の慣性負荷(フライホイール)を取り付け、モータを回転させた時のフライホイール上の振動値[振巾(mm-p)、加速度(g)](測定値例)


図9 振動値

表4 測定条件
枠番-減速比 T355-119
(実減速比118.5)
負荷イナーシャ 1100 kgf・cm・sec2
測定半径 550mm

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(3)角度伝達誤差

角度伝達誤差: 任意の回転角を入力に与えた時の理論出力回転角と実出力回転角の差(測定値例)



図10 角度伝達誤差

表5 測定条件
枠番-減速比 T355-119
(実減速比118.5)
負荷条件 無負荷

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(4)効率

・効率は、出力回転数、負荷トルク、グリース温度、枠番等により変化します。
・図11、図12は定格負荷トルク、グリース温度安定時ナラシ運転後の出力回転数に対する効率の平均値を示します。
・定格トルク以外の負荷トルクにて御使用の場合は、図13に示す効率補正曲線により、補正を行ってください。
図11 効率曲線 図12 低速時効率曲線及び静的効率

図13 効率補正曲線
注1) 負荷トルクが、定格トルクより小さい場合は、効率の値が下がります。図13より、効率補正係数を求めてください。
注2) トルク比1.0以上は、効率補正係数1.0となります。
〈効率の計算例〉
T355-119(実減速比118.5)を例にとって、下記条件下での効率を計算します。
 
表6
負荷トルク 定格の50%
出力回転数 25r/min
グリース温度 一定
 
・図13効率曲線より、トルク比0.5の補正係数は約0.95
・図11より、出力回転数25 r/min時の効率は81%
 補正係数= 81×0.95 = 77.0(%)

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(5)無負荷ランニングトルク

無負荷ランニングトルク:減速機を無負荷状態で回転させるのに必要な入力側のトルク

図14 無負荷ランニングトルク値
注1) 図14の値は、無負荷ランニングトルクの出力軸換算の値を示しておりますので下式により入力軸の値に換算してください。
・無負荷ランニングトルク(kgf・cm)
注2) 図14の値は、ナラシ運転後の平均値です。

表7 測定条件
ケース温度 30℃
潤滑 オプチモール
ロングタイムPD0

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(6)増速起動トルク

増速起動トルク:減速機を無負荷の状態で出力側から起動させるために必要なトルク
表8 増速起動トルク値
枠番 増速起動トルク
(N・m) (kgf・m)
T155 20 2
T255 49 5
T355 88 9
T455 108 11
T555 137 14
T655 167 17
T755 196 20
注)表8はナラシ運転後の平均値です。


表9 測定条件
潤滑 オプチモール
ロングタイムPD0

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