住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社

住友重機械では、ギヤモータ、減速機を多様なお客様のご要望にお応えできるよう多くのバリエーションをご用意しています。
機械の特性や負荷の特性、取付方法などそれぞれに最適な製品をご提案させていただきます。

今回は、減速機に使用されている歯車について紹介いたします。

弊社では入力軸(高速軸)と出力軸(低速軸)の軸配列により、同心軸、平行軸、直交軸の機種に分けた減速機シリーズのをラインナップをしています。
平行、直交それぞれの歯車の特長を生かした減速機シリーズとなっていますので今回はその構成している歯車について簡単に紹介いたします。

1.平行軸の主な歯車

■ 平歯車(スパーギヤ)

最も一般的に使われている歯車です。
歯車の歯すじは回転軸に平行に切っています。動力を伝える際、スラスト荷重(歯車の軸方向にかかる荷重)の発生がありません。荷重をかけての高速回転の場合には歯車音の発生が大きくなります。

■ はすば歯車(ヘリカルギヤ)

平歯車に対して歯すじが回転軸に対して斜めに切っています。
歯すじが斜めになることで歯と歯の噛み合い率が向上して強度が上がります。
また、歯すじに沿って徐々に歯が当たるため、高速回転での騒音を抑えられます。
動力を伝える際にはスラスト荷重が発生します。

★ 『プレストNEOギヤモータ』、『パラマックス減速機』で使われています。

■ 遊星歯車(プラネタリギヤ)

入力の太陽歯車を中心として遊星歯車が自転しながら公転する構造です。
この公転する回転を出力として伝達するものです。動力は複数の遊星歯車に分散され、剛性を高くすることができる構造でもあり、コンパクトに高減速比を作ることが出来ます。出力軸は同心軸になります。

★ サーボモータ用の『IBシリーズP1タイプ』で使われています。

■ トロコイド系曲線歯形を持つ内接式遊星歯車機構(サイクロ減速機6000シリーズの減速機構)

独特の構造を持ち、円弧歯形の採用とローラ、ピンでの転がり接触にて動力を伝達します。
高い噛合い率を有し、歯の折損しにくい、少ない減速段数(コンパクト)で高減速比を取れる特長があります。出力軸は同心軸になります。

★ 『サイクロ6000シリーズ』、『アルタックスNEOギヤモータ』で使われています。
※ 直交の『ベベルバディボックス』では直交歯車とサイクロ減速機を併せた構造になっています。

2.直交軸の主な歯車

直交軸の減速機では直交の歯車のみ、もしくは直交軸の歯車と平行軸の歯車を複数使用しています。

■ かさ歯車(ベベルギヤ)
入力軸と出力軸の中心線が交差する歯車で形状が円錐(傘状)の歯車の組合わせています。
平行軸と同様に歯すじが直線状のすぐばかさ歯車、歯すじが曲線でねじれ角を持った曲がりばかさ歯車などがあります。
動力の伝達効率は高くなります。

★ 『ベベルバディボックス』で使われています。

3.ウォーム歯車

ネジ状のウォームギヤとこれと噛み合わせる歯車状のウォームホイールを組合せています。滑らせながら噛み合わせて動力を伝えます。他の歯車に比べ動力の伝達効率は低くなりますが、一段で高減速比を取ることができ、静穏性を高めた回転むらの少ない減速機を作ることができます。

減速比が大きい場合などでは、出力軸側から力がかかっても回らない『セルフロック機能』を持ちます。これは、昇降機械等で必要とされる場合があります。
ウォーム歯車のセルフロック機能は機種によりその量が異なります。
※ 高効率なウォームではセルフロック機能が少なくなります。ご注意ください

★ 『HEDCONウォーム減速機』で使われています。

4.ハイポイド歯車

かさ歯車と似た形状ですが入力軸と出力軸は交差せずずれて配置されます。
効率よく動力を伝達でき、静穏性なども優れた歯車です。

★ 『ハイポニック減速機』、『アステロ(直交軸タイプ)』で使われています。



弊社ではコンパクトで強靭なサイクロ減速機を代表に、多様なシリーズでラインラップしています。
コンパクト性、長寿命、フルメンテナンスやタフな用途から精密制御用途のサーボモータやロボット用まで、更には鉄鋼機械や、鉱山機械や多くの産業機械、FAライン、化学機械、プラント等に広くご採用いただいております。
ギヤモータ、インバータ制御等に関するアプリケーション、選定等を相談センターまでお問合せください。

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