住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社

1.インバータ運転用耐圧防爆モータ

■ 定義
インバータ運用の耐圧防爆モータは、安全衛生法の定めにより、「産業安全技術協会」で検定を受け、インバータ運転の防爆検定に合格したセット(専用モータ+専用インバータ)で運転を行う必要があります。

・0.1kW~3.7kWはインバータHF-320α+専用インバータ運転用耐圧防爆モータ
・5.5kW~55kWはインバータHF-430+専用インバータ運転用耐圧防爆モータ
をラインナップしています。        
       
■ 特長
上記セットはセンサレスベクトル運転で検定合格しています。特長として

a)始動トルク、運転中の最大トルクは約200%可能です。
注)長距離配線時の電圧降下量を検討し最適ケーブルサイズをご使用ください。
インバータ運転では通常の60Hzベースでは無く、6Hz時の運転電圧をベースに2~3%電圧降下基準で選定ください。

b)負荷に合わせ最適な制御を行います。
出力電圧、出力電流は負荷に対し最適な値でコントロールされ省エネ運転となります。
モータに加えた電流がそのままトルクに反映するような制御でロス分がほとんど出ません。
従来のV/f制御に比べ少ない電流値で同等のトルクを発生させることができます。

※ 励磁電流は無効電流になりますが、これはモータ内で回転磁束を作るものでロス分というものではありません。 
 
c)速度制御を行います。
センサレスベクトル制御はモータの速度制御運転となり、60Hzでモータの回転数は1800r/minとなります。つまり、同期回転数(すべりが出ない回転数)の運転になります。
また定格負荷内での負荷変動が起きてもモータ回転数は速度制御されているため一定となります。
つまり負荷率に左右されず何時も安定した一定回転で運転が出来て製品の品質が安定します。

d)極低速域の6Hzでも安定した定格トルク運転が出来ます。

2.D2G4専用のセンサレスベクトル運転用設定

住友のインバータ運転用耐圧防爆モータ+専用インバータは工場出荷時にD2G4専用のセンサレスベクトル運転用設定を行なった上で、お客様にお届けされます。

3.注意事項

従来のV/f制御ではモータにすべりが発生し約1750r/minでしたが、すべり分が出ないため回転数が若干高くなります。
この為、既設の耐圧防爆運転用モータ+認定インバータの更新後、今までの設定周波数指令では回転数が高くなるため周波数指令を調整ください。

よく頂くお問い合わせから

1.安全増防爆モータをインバータで可変速したいというお問合せがありますが、この運転は出来ません!

安全増防爆モータのインバータは認可さていません!
このような場合は、必ず耐圧防爆用に合格したセットで運転を行う必要があります。

2.既設のインバータの耐圧防爆運転設備の更新でインバータだけ最新のシリーズに更新してもだいじょうぶ?というお問合せがあります。

インバータ運転の耐圧防爆運転認可(認定書)に記載されているインバータでなければ運転を許可されていません。
但し、機能面の追加によりモデルチェンジを行ったような場合は、その新しいモデルでも運転が認められるケースもあります。
例)AF-3100 ー> AF3100α
  ※ 本体形式はAF-3100 -> 基本制御は変更なし

通常はモータとセットで更新を行うケースがほとんどです。これは、インバータの性能(出力波形)がモデルチェンジにより向上すると、モータに印加される波形や制御パターンが変わりモータの電流値や発熱状態が検定時の状態と変わるため合格条件から外れてしまうためのものです。設備計画時にご注意ください。
ご不明点は相談センターまたは各営業所にご照会ください。

キーワードで探す