住友重機械工業株式会社 PTC事業部

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■モータ用ブレーキ使用時の注意点

  弊社ギヤモータをご使用いただく際にブレーキ付の仕様も数多くご利用いただいております。
今回は、お問合せの多いブレーキ使用時の注意点について紹介いたします。


  1.急制動回路使用時の注意点

    急制動回路ではブレーキコイルに流れる残留電流を直接遮断することで残留電流をカットし、普通制動回路よりブレーキ動作遅れ時間の短縮を図っています。

    1)急制動回路の接点にはバリスタを接続してください
     直流電流を遮断するためにその接点には大きなサージ電圧が発生します。
     そのサージ電圧から接点を保護するために必要な素子がバリスタです。
     バリスタを取り付けない場合、接点の劣化、焼損事故の原因となります。
     バリスタの取付はカタログ、取説の回路図を参照ください。

    2)急制動回路の接点は複数を直列に接続してください
      ブレーキ形式、電圧仕様により直列接点数3ヶを推奨しています
      直流電流の遮断による短期間での接点の溶着防止に必要です。

    3)交流電源の接点と急制動回路の接点の開放は同時にしてください
      直流電流の遮断と同時に交流電流の遮断することを推奨しています。
      推奨バリスタ形式例、必要直列接点数、結線はカタログの技術資料部分に記載しております。
      (サイクロ減速機カタログC2001-7.0では ページF49、F57以降)

  2.インバータ駆動時の注意点

    インバータで駆動するモータが標準三相モータ、インバータ駆動用モータにかかわらず、ブレーキの結線の方法は同じです。
    特に、ブレーキの電源は必ずインバータの1次側から取得(別切回路)して下さい。
    インバータの2次側から取得した場合、始動時にブレーキ解放が出来ません。
    カタログのモータ結線例での「インバータ駆動時」をご参照ください。
    ※インバータの出力電圧は周波数に合わせ変わるため、低い周波数での運転や加速時の電圧が低い状態でブレーキが開放せず、インバータはモータがロックされた状況で過電流トリップになってしまいます。

  3.ギャップ調整、メンテナンス

    FBブレーキの機械的寿命は一般的使用条件において200万回(FB-20、30は100万回)と長寿命ですが、ブレーキのギャップの点検と調整は定期的に実施してください。
    繰り返しの長時間のご使用によりブレーキライニングは磨耗しブレーキのギャップが広がることで、ブレーキの解放ができなくなります。
    取扱説明書にはブレーキのギャップの規定値と限界値、ライニングの限界厚さを記載しています。
    ライニング厚さが限界厚さに到達した場合は弊社サービス店でのライニングの交換をお奨めいたします。

■ブレーキについては以下の内容を当メールマガジンにて紹介しています

   WEB内のメルマガバックナンバーにてご覧いただけます
   → http://cyclo.shi.co.jp/newsmail/

    ◎2007年4月 「ギヤモータのメカブレーキについて」

    ◎2007年5月 「ギヤモータのメカブレーキについて(2)」

    ◎2007年9月 「ブレーキのメンテナンス」

    ※ブレーキ形式FB-1B~FB-3Bは、現在FB-1D~FB-3Dに変更になっております

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