住友重機械工業株式会社 PTC事業部

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  SHI-Direct vol. 711    2007/11/28
 

    11月 Webサイト 新着情報


    技術情報
         ギヤモータの点検(1)「サイクロ減速機」 


        
                       http://www.shi.co.jp/ptc/
                       Sumitomo Drive Technologies




 

  ■技術情報     
        
    メンテナンスについて「ブレーキ」、「インバータ」を過去に
    ご紹介いたしましたが
    今回はギヤモータのメンテナンスとしてサイクロ減速機をとり上げます。

   // ギヤモータの点検とメンテナンス (サイクロ編) //

    ギヤモータの点検ではギヤー部、モータ部、オプションのブレーキ部があり
   それぞれの点検、メンテナンンスを行います。

   1.日常点検
   2.運転時間、期間、使用頻度(回数)による点検
   3.定期点検

   また、点検項目、内容は環境、使用状況や負荷状態により変ります
   ここでは標準的な内容をご紹介いたします。

   1.日常点検
    1-1.モータの電流値、電圧値の点検
      ・通常運転時と比べ電流値が高くないか?
      ・各相バランスの不平衡はないか?
       相間バランスの不良はモータ発熱だけでなく異常振動の
       原因や焼損事故の原因ともなります。  

    1-2.異常音の点検
      ・回転中の異常音の発生は無いか?
       減速機内部部品の異常やモータのベアリング等の異常を
       異常音の確認で発見することが可能です
       各部に聴音棒等で点検を行います。

    1-3.振動の点検
      ・始動時、停止時、運転中の振動に異常は無いか?
       異常音と同時に振動が大きくなることが有ります。

    1-4.温度上昇の点検
      ・減速機、モータの温度(表面温度上昇)に異常は無いか?
       モータは容量により耐熱クラスが変ります。注意ください。
       異常音や異常振動がある場合発熱を伴うことも多く
       表面温度の上昇レベルを日頃点検することで異常状態の
       判断基準が出来ます。

    1-5.潤滑油の点検
      ・オイル量の減少、汚れ、漏れはないか?
       オイルの交換サイクルの長いの場合ギヤー部の異常摩耗、
       軸受損傷故障原因となります

      1-6.据付ボルト、チェーンのたるみ等点検
      据付の不良、緩みの発生は軸や軸受けの故障等の原因となります。


   2.運転時間、使用回数等による点検
    2-1.潤滑油(オイル機種)
      オイル機種の注意事項:オイル機種は工場出荷時にオイルは
                 充填されていません
                 初回は機種別の指定オイルと量を給油
                 してください。
  
      オイル交換 初 回  :500時間又は半年
            2回目以降:5000時間又は1年(0~35℃の屋内) 
                    2500時間又は半年
                    (0~35℃以内が難しい屋外等)

          注1)起動頻度が非常に多い場合も早めの交換を推奨いたします
          注2)冬期に周囲温度が低い環境の場合、低粘度の指定オイルを
              ご使用ください。

    2-2.潤滑油(グリス機種)
      グリス機種にはメンテナンスフリータイプのものとグリス潤滑タイプ
      のものがあり、ここでの記載はグリス潤滑タイプのものです。

      グリス補給    ~10時間/日   :3~6ヶ月
               10~24時間/日 :500~1000時間

      グリス交換時期          20,000時間又は4~5年

          注1)運転条件(過酷な使用条件や選定枠番)により交換時間、
              補充期間が短くなります    

      メンテナンスフリータイプ :補給なしで長期間使用の可能ですが、
                     交換を行う場合は20,000時間又は4~5年
                     を目安にグリス交換を行うとより長寿命
                     となります。
      
      各オイル、グリスの詳細と給油、充填の方法についてはサイクロ減速機
      取説をご確認ください。
     
      *オイル量、グリス量が多すぎるとオイル、グリス漏れや発熱の原因
       となります。規定の量を厳守してください。


    2-3.ブレーキの点検・メンテナンス
      2007年前半で取上げましたが、ブレーキについて簡単に記載いたします。

      ブレーキの点検  1:ブレーキのギャップ点検
                 2:ブレーキライニングの消耗量の点検
                 3:可動部の錆び有無、
          
               ブレーキのギャップ値が規定値より大きい場合や、
               ライニングの消耗量が多い場合はブレーキの
               開放不良の原因となります。
               また可動部の錆びも運転頻度の少ないものでは注意が
               必要です。

   3.定期点検
    半年または、年に1度の定期的な点検ではモータの絶縁測定、据付の緩み、
    接続端子の緩み、制御盤内の電磁開閉器の接点荒れの点検等を行います。


   ■この他にインバータ運転を行っている場合のインバータとギヤモータ点検は
    次回にご紹介いたします。



  皆様のご希望に沿いテーマアップいたしますので是非ご意見お寄せください。

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