住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社

年数の経たインバータの場合、高調波対策やノイズ対策等で周辺機器を取り付けられていることも多いと思いますが、この様な条件でインバータ本体の更新を行う場合の注意事項があります。

1.高調波対策用に使用されているリアクトル

ACL(交流リアクトル)
ACLはインバータを更新した場合でも通常そのまま取り付けられている物を使用できます。
ACLの選定は通常運転するモータ容量に合わせ選定されるため流用が可能です。

DCL(直流リアクトル)
DCLも高調波対策用として用いられますが、インバータ内部に接続されるため確認が必要となります。
更新するインバータに準備されているDCLと仕様が異なる場合不具合の発生することがあります。

2.LCノイズフィルター (入力側、出力側)

ノイズフィルターはインバータの年代(シリーズ)によりコンバータ部で使用されているパワー素子のタイプが大きく変化しています。
初期に比べ現在のインバータは高性能化に伴いパワートランジスタもIGBT・IPMへさらに高性能化へと変化しています。
この変化によりインバータに使用されるノイズフィルターも特性が合わずその機能が出ません。
詳細については更新するインバータと現在使用されているインバータをご連絡頂きお問合せください。 

3.零相リアクトル

既設の物をご使用いただけます。 ACL同様にモータ容量と配線のサイズを基に選定されますが通常インバータのみの更新であれば問題有りません。

4.モータ

400V級の設備の場合注意が必要です。
メールマガジンではこれまでに記載してきましたが、最新のインバータで運転した場合、マイクロサージの発生によりモータが焼損することが有ります。
インバータとモータの配線距離が長い場合、浮遊容量によりサージ電圧が発生しますがこのサージ電圧はスイッチング速度の速い最新の素子を搭載したインバータでは従来に増してその影響が大きくなります。
目安として20mを越えるとサージ電圧が大きくなり考慮が必要となります。
   
400V級の設備を更新する場合使用条件によりメーカまでご照会ください
既設の場合、マイクロサージ対策用のオプションを取り付けることで対応できます。  
     
現在400V級弊社インバータ用モータ(AFモータ)はこの対策が標準で施されています。
また、新規に400V級の汎用モータをインバータ運転する場合オプションで「マイクロサージ対策」が出来ます。
営業までご照会ください。

特に400V級の汎用モータでインバータ運転を行っている設備のインバータ更新ではご注意ください。
        
新規で400V級モータをインバータ運転する場合については汎用モータのマイクロサージ対策を出荷時にオプションで行うことが出来ます。
お問合せください。

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