住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社


◆SHI-Direct◆ 役に立つ実践 アプリケーション&技術情報!

  SHI-Direct vol. 611    2006/11/22
 

    11月 Webサイト 新着情報
         アルタックスNEO 選定機能を公開しました


    技術情報
         インバータ の使いこなし
         工場出荷設定のまま運転していませんか?


        
                       http://www.shi.co.jp/ptc/
                       Sumitomo Drive Technologies




 

真夏の頃から秋蒔きのハーブを植えようと秋を待っていましたが、
あまり力が入っていたので待ちくたびれてしまい、ようやく秋が来たときは
あやうくやり過ごしそうになりました。種蒔きから二週間、ごま粒ほどの
双葉が出始め、今はしょっちゅう覗かずにいられません。
来年の夏こそは、ベランダから入る風に緑の匂いを乗せる野望を抱いて、
熱い視線を送っています。 
 
 

 ◆ 新着情報 ◆  

   ■アルタックスNEO 選定機能を公開しました

    サイクロ減速機選定機能、ハイポニックギヤモータ選定機能に続いて
    「アルタックスギヤモータ選定機能」を公開しました。

    簡単な選定項目を選びアルタックスNEOの型式が簡単に選定出来ます。
    是非ご利用ください。


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  ◆ 技術情報  ◆

   ■工場出荷設定のまま運転していませんか?

     皆さんのご利用されているインバータは現在大きく分けて2種類の
    タイプに分けられます。そのタイプは

    1.V/f制御方式

    2.センサレスベクトル制御方式

     これは以前にも掲載しましたが、センサレスベクトル制御方式
    インバータにもこのV/f制御方式の運転モードが搭載されており、
    多くのメーカは、工場出荷時の設定はこのV/Fタイプになっています。
    ご存知でしたか?
    センサレスベクトル制御タイプを購入したのにどうも変だ!と思ったら
    制御方式の設定を確認してください。購入したままの設定で運転して

    1.始動トルクが足りない。カタログ記載のように出ない!
    2.無負荷状態なのに電流値が高い!
    3.負荷変動すると速度が変わる(すべりが変わる)
    
    こんな経験はありませんか?
    これは工場出荷時の設定のまま使用したため、センサレスベクトル運転
    ではなく、V/F制御設定のまま運転された為です。
     
    センサレスベクトル制御方式のインバータなのになぜ工場出荷時に
    V/F制御になっているのでしょうか?

    汎用インバータでは、組合せ運転するモータも汎用性を求められます。
    このため、工場出荷設定では、定格電流値以内であればモータのメーカや
    種類(2極、4極、6極)など比較的広い範囲に適用できるV/F制御方式を
    標準設定としています。

     ただし、V/F制御の「トルクブースト」と呼ばれる低速域のトルク補償量
    はインバータメーカによりが異なります。この為、ご質問を頂く内容で

     1)小容量の誘導電動機で無負荷なのにモータの電流値が定格を
       超えてしまう。(ブースト量が多い場合)
 
     2)運転してトルクが足りない。(カタログの説明のように出ない)
        (ブースト量が少ない場合)
    
    1)、2)についてはブースト量を調整することでスムーズな運転を
    することができます。
     このブーストが最適になっているか?の判断で一番簡単な見方は
    ブーストを調整し最適になった場合、多くは電流値の下がるポイントが
    あります。
     出荷時の設定から±どちらかに変えることで確認できます。
    負荷に最適な電圧になってトルクが効率よく出ているため電流が
    下がります。

     この様に便利なV/F制御ですが、このブーストによる補償では負荷が
    よく変わる多品種用のコンベアラインなどでは低速や、始動トルクの補償を
    都度負荷にあわせ調整する必要があります。 
     この様な運転、負荷特性の場合、センサレスベクトル制御を積極的に
    利用してみてください。  
    
     センサレスベクトル制御の大きな特徴としては、一般には
    高始動トルク・高トルク運転が得られることが知られていますが
    もう一つの大きな特徴として速度制御を行うことができます
     この制御は、負荷の変動に関係なくモータ回転数を維持します。
    過大で急峻な負荷変動は除きますが、一般的な負荷の変動では
    モータのすべりを発生せず負荷変動の影響を受けにくく安定した
    運転を得られます。
     また、前に書いた無負荷時の電流値オーバもセンサレス制御運転では
    最適コントロールで無負荷時には電流値は負荷にあわせ下がります。

    // この様な特長を生かし //
    
    モータに加わる負荷が無負荷に近い状態から定格まで変動する機械、装置や
    多品種を生産するような(負荷変動がある)コンベアラインや、撹拌液の量
    が変わる撹拌機、低速域を利用する機械(すべり量が運転周波数に大きく
    影響するような使い方)など多くの機械で、センサレスベクトル制御の良さ
    を発揮できます。
     是非センサレスベクトル制御インバータをお持ちの方はセンサレス
    ベクトル運転になっているかを確認してみてください。生産ラインの
    品質向上や生産計画量の精度アップ、など多くのメリットを生みます。
     

    *センサレスベクトル制御を行う場合、運転するモータの特性
     (モータ定数)をあらかじめ、設定しておく必要があります。
     当社製AFモータ(定トルクモータ)の場合、出荷設定でモータ定数が
     設定されていますが、その他のモータを組合せる場合は、モータ定数を
     設定頂くか、オートチューニングを実施いただく必要があります。   
  
    *センサレスベクトル制御では、複数台のモータを運転することは
     できません。

    *電子サーマル特性について
     インバータの出荷設定では汎用モータに対応した低減トルク特性と
     なっています。
     定トルクモータを使用する場合は定トルク特性に変更ください。
     低速領域でモータ定格電流以下でも過負荷トリップする場合があります。

 


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 皆様のご希望にそいテーマアップいたしますので是非ご意見お寄せください。

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