住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社

産業機械のインバータアプリケーションシリーズ

初回は攪拌機ですが、以降ポンプ、コンベアー、押出し機、昇降機、等とテーマに予定しています。

<攪拌機のインバータ アプリケーション>

攪拌機の種類とその特性は幅広く今回はまず汎用性の高い低粘度溶液の攪拌機についてです。
次回は反応系などの特殊タイプをアプリケーションします。


第1回 低粘度溶液の攪拌機

インバータアプリケーションの中でも攪拌機は頻度の高いものです。
特に従来の大量生産時代から小容量多品種時代になり攪拌機にもその運転方法の変化が出ています
既設の攪拌機を使うと少量のせいか噴流の調整と攪拌時間の兼ね合いが難しい!という経験はありませんか?

この様な場合、インバータでスクリュー回転数をコントロールすることで効果を上げることがあります。

1.溶液量に合わせた回転数の設定で最適な噴流を作りやすい!

2.攪拌時間が設定しやすくなる!

3.既設の攪拌機を様々な溶液の攪拌に合わせた最適な攪拌機に変身!

4.回転数を変更するため省エネ運転になりコストダウン!

5.定格量の運転でも最適回転数を見つけるこてで高品質化を可能!

この様な多くのメリットが考えられます。
ここで実際に適用する場合のポイントにテーマをうつします。
インバータ駆動の最大のポイントは今まで運転したことの無い回転数を運転したり、気が付かなかった負荷特性が出てきた場合の対策です。

1.既設の攪拌機をインバータ駆動する場合
低粘度の溶液を攪拌する場合、多くは低減負荷または中間負荷であり汎用インバータで対応可能です。
但し、溶液の特性が判断しずらい場合は、センサレスインバータを採用することで定トルク特性に近い運転が可能です。

2.インバータ駆動の目的の1つはスクリュウ回転数を変えることで攪拌槽内の噴流を溶液の量に合わせ最適化させるものです。
但し、攪拌時間との関連もあり調整が必要です。

3.攪拌機の始動電流の多くは直入れ運転による加速トルクがその多くであり、インバータ駆動で加減速時間を最適化すると大幅に加速動力の低減が可能になります。
例)直入れ ⇒ 5~10秒でMAX回転

4.注意点は、攪拌槽の噴流がある状態からの始動で、その噴流方向や強さによりインバータが過電流検出を行う 場合があり、注意してください。
これはモータがフリーランになっている状況でのインバータ運転と同じだからです。
この様な状況を避けられない場合は特殊アプリケーションを加える必要がありますので、ご照会ください。

5.攪拌機の定格回転数を超える運転は行わないでください。
動力容量が急激に増加する恐れがあります。

6.攪拌機のインバータ駆動では低速回転を必要以上に下げないため最低周波数を設定し、運転する場合があります。
インバータ機能の最低運転周波数機能で簡単に設定できます。

7.またインバータ駆動することで、攪拌工程の中に簡単な回転速度の変化をつけることも可能であり、攪拌機をグレードアップ出来ます。
加速カーブの変更や、多段速度運転機能を使い最適な攪拌モードを作れます。

■インバータは多くの機能を持っています。
様々な機能の組み合わせで、お客様だけの専用インバータを検討されてはいかがでしょうか?
機能等のご相談をお寄せください。

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