住友重機械工業株式会社 PTC事業部

PTCワールドワイド 住友重機械工業株式会社

☆「このぐらいの速度」から「この速度」にしてみませんか?

今回はV/F制御とセンサレス制御の使い分け(2)です。
センサレス制御インバータは安定した速度制御運転を可能にします。!
以前に始動トルクのポイントでもお話しましたがそれぞれの目的に合わせモータとインバータの最適組み合わせることで更なる生産品の品質向上を実現します


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例えば、コンベアラインでは・・・
工場のラインで使用される可変速範囲は様々です。
フルに低速域から最高速度まで可変するものから70%~100%近くのみを使用するものなど
また、負荷が大きく変動したりライン換えなどで負荷率が一定しない場合もあります。
このような状況下ではコンベアラインの速度変動が大きくなり品質や生産予定も不安定になりかねません。
特に低速域では運転速度に対してすべりが大きく使いずらいなど・・・
現実は、ラインを熟知したオペレータが状況に合わせ速度調整を行いうまくいっている場合もあるでしょう。
また速度精度を上げるために速度フィードバックをラインからインバータに与え速度を自動調整するようなループを設計されている場合もあると思います。

事実このような運転はセンサレス制御方式が汎用インバータに採用されるまでよくあった光景です。
今ではセンサレスベクトル制御インバータ HF-320、HF-430、AF-3100αで運転すると負荷変動や負荷率に関係なく *速度精度±1% の運転が得られ速度制御を行うことができます。
センサレス制御運転を行うことでその威力を発揮し、安定したコンベアの運転で安定した品質、生産計画がえられます。
このセンサレス制御インバータは多くの用途で有効に活用され始めています。

インバータを変えるだけで速度制御が実現できます。是非お試しください。

*:機種により精度は若干異なります。


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メモ) ベクトル制御方式とセンサレスベクトル制御

ベクトル制御は誘導電動機を直流電動機と同様に制御するため誘導電動機の1次電流と回転数を検出しベクトル的に磁束電流分とトルク電流に分けて制御をするもので、実際には電動機の回路定数・1次電流・回転速度などからマイコンを使って演算します。
メーカが自社インバータをお奨めするのはこの演算で使用されるモータ定数情報を重視するからです。
この部分の情報で性能が大きく変わります。

センサレスベクトル制御は上記の回転速度検出器(センサ)を使用せず行うもので、回転数をインバータの出力電流や電圧を基に演算し推定して運転をおこなうものです。
この為センサ付きより若干速度精度は下がります。
しかしオープン制御ができるという大きなメリットがあります。
また両制御ともトルク成分を制御するため従来の汎用インバータでは難しかった高始動トルク、高トルク運転を実現できます。

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