01.AFモータを使っているのに10Hz以下で過負荷トリップする。

02.インバータ使用時の高調波対策は?

03.インバータのノイズ対策は?

04.アステロのグリス漏れの予防対策としてユーザーサイドでできることはありますか?

05.主回路不足電圧アラームが出た時は、どうすればよいか?

06.インバータの1次電源側からサージ電圧がかかり、過電圧トリップする

07.400Vクラスの標準モータには、インバータ駆動用の絶縁強化対策はなされていますか?

08.漏電ブレーカの誤動作(トリップ)を防ぐ為、漏れ電流を抑制するにはどうすればよいのですか?

01.AFモータを使っているのに10Hz以下で過負荷トリップする。

対策
1.パラメータは定トルクにセットする
2.オートチューニング機能にする
3.トルクブースト電圧を下げる

02.インバータ使用時の高調波対策は?

1次側ACリアクトル、又はDCリアクトルを用います。ACリアクトルはインバータと電源間に挿入されるためインバータの電源部の保護機能にも機能します。但し突入電流のレベルによっては検討が必要となります。DCリアクトルはコンパクトなため小スペース化出来ますが、インバータの保護はACLより劣ります。

03.インバータのノイズ対策は?

インバータと電源間にLCフィルタを挿入します。但し影響を受けている機器のノイズ周波数によってはさらにゼロ相リアクトル等も用います。またモータとインバータ間から発生するノイズへの対応は配線を鉄管で配管し、その鉄管の端をアース(接地)します。またポイントとして必ずインバータ本体に設けられている接地端子を単独で第3種以上で接地してください。

04.アステロのグリス漏れの予防対策としてユーザーサイドでできることはありますか?

モータフランジ溝に少量の液状パッキンを塗布することを推奨致します。詳細はアステロ事業センターまでお問合せ下さい。また食品機械など特に油気を嫌う用途に使用する場合は万が一に備えて油受けなどの損害防止装置を取付けてください。

05.主回路不足電圧アラームが出た時は、どうすればよいか?

主回路電源が投入されている状態で、主回路不足電圧表示が出る予想原因には、次のことが考えられます。
1.突入電流抑制抵抗・回路が破損している
2.インバータ端子台の短絡バー(P1-P(+)間)が外れている
3.インバータ内部の電圧検出回路の損傷

*入力電圧が、確実に200Vacまたは400Vac印加されていれば、1,3項の状態では、インバータ交換が必要になります。

06.インバータの1次電源側からサージ電圧がかかり、過電圧トリップする

入力電圧変動(外来サージ)によるものです。電源系統で、直入れなどの環境があるとサージが発生します。外来サージは、入力リアクトルを接続することで抑制することができます。
詳細はメーカに照会ください。

07.400Vクラスの標準モータには、インバータ駆動用の絶縁強化対策はなされていますか?

400Vクラスの標準モータをインバータ駆動するには、インバータ駆動時に発生するマイクロサージ対策を施す必要がありますので、モータメーカにお問合せください。
また、電源側に回生ユニットや高調波抑制ユニットを使用した場合は、電源電圧より高く昇圧した直流電圧となりますので、必要にあわせて出力リアクトルやサージ電圧抑制フィルタを接続して下さい。
詳細は、JEMA「400V級インバータで汎用モータを駆動する場合の絶縁への影響について」をご参照下さい。

JEMAホームページ
http://www.jema-net.or.jp/japanese/print/book.htm

08.漏電ブレーカの誤動作(トリップ)を防ぐ為、漏れ電流を抑制するにはどうすればよいのですか?

下記のような対策例があります。
・インバータのPWMキャリア周波数の設定を小さくする。
・自系統及び別系統の漏電ブレーカ(ELCB)に高周波対策付きの漏電ブレーカを使用する。
・接地線はできるだけ太い線を使用する。
・インバータと他の機器の各接地配線は、専用接地とするか接地点までを各々個別に布設する。
・主回路配線は金属配線管として接地(シールド)する。
・インバータ出力側に零相リアクトルを接続する。

補足説明:
PWMキャリア周波数設定パラメータ:機種によりパラメータ、調整範囲が異なります。

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